Vol.15 夏に若返る人、老ける人、その差とは?

2021.04.08

Vol.15 夏に若返る人、老ける人、その差とは?

強い紫外線が降り注ぐ夏は、最も老けやすい季節だといわれています。 そのため、夏こそスキンケアには十分な注意をはらう必要があります。

また、特に老けやすい手は適切な方法でケアしてあげることが大切です。 正しい対策方法を早めに知って実践することで、手の老化を効果的に予防しましょう。

今回は、夏に起こりがちな肌トラブルとスキンケアのポイント、そして手が老けやすい理由や正しいハンドクリームの塗り方などについて、詳しく紹介していきます。

INDEX

夏は1年で最も肌が老化する季節!?

紫外線とシワ

知っていましたか? 夏は、1年で最も肌が老化する季節であるため、シワが深くなって当然なんです。

さらに、肌が老化する原因の80%は何かご存知でしょうか? 乾燥や生活習慣ではなく、正解は、紫外線です。

だからこそ紫外線が1年で最も強い夏は、肌が強烈なダメージを受けます。 さらに冷房、汗、といった過酷な環境に、毎日悲鳴をあげている状態なのです。

紫外線は、シミを作る原因となるのはもちろんですが、コラーゲンを断裂し、変性させ、皮膚に深いシワを作ります。 いつも洋服に覆われているお尻がツルツルで色白なのに対し、手の甲はゴワゴワして深いシワがありますよね。 これが紫外線の恐怖なのです。

シミだけじゃない!夏の肌に起こる、大事件!

<Case1>紫外線がコラーゲンを断裂しシワに

肌のハリを支えてくれているコラーゲンなどの弾力繊維を断裂し、シワ・たるみの原因に。 クリームや化粧水でハリをケアしてあげることが大切です。

<Case2>テカリ、ベタつきの内側が、実は超乾燥!

さっぱりケアによる保湿不足で、実は夏の肌はインナードライ状態。 乾いているから、皮脂が過剰分泌されるという悪循環に。

紫外線だけじゃない!「夏だから」のお手入れが老化を後押し

汗ばむ夏は、手で触れると肌はうるおっている気がするし、「夏のスキンケアはベタつくから要らない」「夏はスキンケアの回数や量を減らす」という方が多くいらっしゃいます。 残念ながらそれこそが、夏の老化を加速させている原因なのです。

先述の通り、夏の肌は毎日ダメージを受けています。 スキンケアしないということは、そのダメージを放置しているようなもの。 回復できないどころか、蓄積され続け、空気が乾燥しはじめる秋にはすっかり老け顔の完成です。

「夏だからこそ」丁寧なスキンケアを毎日しっかり行いましょう。 冬よりもむしろ手厚いくらいのケアをしてあげれば、今年は、いつもの夏より若返ることも不可能ではないのです。

他の部位よりも早く手が老ける理由とは?

手の老化の原因

手は体の他の部位よりも老けるのが早いといわれていますが、それにはいくつかの理由があります。

まず、手は露出していることが多いにもかかわらず、紫外線対策を怠りがちな部位です。 手にも日焼け止めを塗って紫外線をカットしておかないと、真皮に存在するコラーゲンなどがダメージを受けて劣化し、肌が若々しいハリを失うことになるでしょう。

次に、手は洗い物などで水に触れる機会が多いため、水分を失いやすいという理由が挙げられます。

また、帰宅時の手洗いが習慣化しているように、手は顔よりもよく洗う部位であり、洗浄成分による乾燥も老化を促進させています。

そして、手は体の末端部位にあたるため、栄養が届きにくく新陳代謝が遅いということも老けやすい理由の一つです。

「手が老けている」その状態とは?

老けている手には、どのようなサインが表れているのでしょうか?

手のシワの原因

前提として、年齢を重ねるにつれて骨はやせて細くなっていきます。 その結果、関節周辺を中心に皮膚が余るようになり、さらに血管が浮き出てきます。 このように、手のだぶついた皮膚や浮き出た血管が「老けている」という印象を与えるのです。

また、老化が進んだ手には乾燥しやすく、荒れやすいという特徴があります。 手の乾燥が気になる、冬はすぐにあかぎれが起こるなど、手肌のトラブルに悩まされている方は注意が必要です。

その他、ハリツヤがない手や、シミやシワが多くできている手も、実年齢以上に老けている印象を与えます。 手の紫外線対策を長年怠っていると、だんだんシミが目立つようになってしまいます。

手が老化するのを抑えるための基本

まずは手の老化を防ぐために、しっかりと紫外線対策をするのは基本のポイントです。

手のシワと手洗い

また、手洗いなどで手が濡れたときは、すぐに水分をふき取ることを心がけましょう。 濡れたまま放置しておくと、手についた水分と一緒に肌内部の水分まで蒸発し、乾燥しやすくなってしまいます。

そして、洗剤に含まれる界面活性剤は手荒れの原因となるので、洗い物はゴム手袋をつけて行うと安心です。 手袋をつける前にハンドクリームを塗っておくと、密閉されて保湿効果が高まるのでおすすめです。

入浴するときには、浴槽で手を上げてぶらぶらさせると、血液が心臓の方向に戻り、血管が目立ちにくくなります。 入浴後は、保湿クリームを塗りこみながら手のマッサージでいたわってあげましょう。

しっかり保湿!ハンドクリームの正しい塗り方

乾燥が気になったときなど、気が向けば手はいつでも保湿ケアすることができます。 しかし、ハンドクリームの塗り方まで特に気にしていない、という方も多いのではないでしょうか?

まず、ハンドクリームの成分を確実に肌へ届けるために、手のストレッチをして血流を良くすることが大切です。 腕を伸ばして手の甲を反対の手で押さえ、ぐっと力を込めて手の甲を伸ばしましょう。 上に向けた手の先を手前に引くストレッチも効果的です。

ストレッチの次は、クリームを塗る前に化粧水でうるおいを与えます。 化粧水は、スプレーボトルに入れておけば持ち運びにも便利です。

次に、手のひらにハンドクリームを出して温め、手全体になじませていきます。 このとき、クリームが細部まで行きわたるように気を配ることが大切です。 指は1本ずつ丁寧に塗り、指と指のあいだや関節のシワになっている部分まで塗り込んでいきましょう。
ハンドクリームの塗り方

夏の老化を防ぐおすすめのアイテム

夏の老化を効果的に食い止めるためにも、スキンケア用品は効果の高いものを選ぶようにしましょう。

ミューノアージュの日焼け止め

まず気を付けたいのが、紫外線を防ぐための日焼け止めです。 日焼け止めに使われている成分には紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類がありますが、紫外線吸収剤は吸収したエネルギーを放出する性質があり、肌にダメージを与える場合があります。 なるべく肌を痛めたくないのであれば、紫外線散乱剤が使われている日焼け止めを選ぶのが賢明です。

また、保湿クリームは肌にハリ感を与えてくれるペプチドなどが配合されているものがおすすめです。 そして、手のケアをするときは手もと専用のクリームを使うようにしましょう。

ミューノアージュの保湿クリーム

これらのポイントに気を付けながら、自分に合ったアイテムを選んで夏の老化を防いでくださいね。

手が老化する季節は、紫外線を防いで適切な対策を!

1) 肌が老化する原因の80%は「紫外線」によるもの

2) 「夏だからこそ」丁寧なスキンケアを毎日しっかり

3) 手は体の他の部位よりも老けるのが早い

4) 加齢による手のだぶついた皮膚や浮き出た血管が「老けている」という印象を与える

5) 手の老化を防ぐためには、しっかりと紫外線対策をするのがポイント

6) ハンドクリームは、指と指のあいだや関節のシワになっている部分まで丁寧に

紫外線は肌を老化させる大きな原因であり、特に強い紫外線を浴びる夏は十分な対策が必要です。 出かける前は必ず日焼け止めを塗り、帰宅後はしっかりと丁寧にスキンケアを行いましょう。

また、特に老化が早いといわれている手も洗い物をするときはゴム手袋をつける、ハンドクリームを塗る前にストレッチするなど、積極的に対策を行い、「夏にこそ」しっかり肌を労わってあげてくださいね。

夏のシワと紫外線対策

  • ミューノアージュ / MUNOAGE

    東京六本木ミッドタウン皮膚科形成外科Noage監修の元、誕生したブランド。年間1万人を超える臨床知見を基に、確かなソリューションと高品質なサービスをお届けしています。

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