Vol.6 乾燥肌はシミの予備軍って本当?保湿ケアから始めるシミ対策

2020.09.06

Vol.6 乾燥肌はシミの予備軍って本当?保湿ケアから始めるシミ対策

肌の乾燥はシミが増える原因になることはご存じですか? 今回は、乾燥とシミの関係や、透明感のある肌を維持するための保湿ケアテクニックをご紹介いたします。

シミができる仕組み

肌の表面を覆う表皮の大部分は、ケラチノサイト、そして下の方に少しのメラノサイトという細胞が並んでいます。 ケラチノサイトは「表皮細胞」とも呼ばれています。 一方、表皮の最下部である基底層に存在し、メラニンを生成するのがメラノサイトで「色素細胞」とも呼ばれています。

紫外線を浴びると、メラノサイトが表皮の底でメラニン色素を生成します。 生成されたメラニン色素はケラチノサイトへと受け渡され、細胞核を紫外線のダメージから守る役割を果たすのです。

メラニン色素ができるまで

皮膚にはターンオーバーという周期があり、表皮の底で生まれた新しいケラチノサイトは成熟しながら表面に上がっていき、最終的に角質として体から剥がれ落ちます。 このターンオーバーに伴って、ケラチノサイトにあるメラニン色素も体外へと排出されるのです。

しかし、紫外線を浴びすぎるなどの理由でメラニン色素の生成が排出のスピードを上回ると、肌の色が褐色調になります。 この肌の色の変化が一時的に均一に生じるのが「日焼け」であり、半永続的に部分的に起きるのが「シミ」と呼ばれる色素斑です。

主なシミの種類

シミには「老人性色素斑」「雀卵斑(じゃくらんはん)」「炎症後の色素沈着」「肝斑(かんぱん)」といった種類があります。

「老人性色素斑」は「日光黒子」とも呼ばれており、主に紫外線の影響を受けて現れます。 周囲との境界がくっきりしているのが特徴で、顔や手などの露出している部分に多く出ます。 中年以降に現れることが多いシミですが、早い人は10代から症状が出る場合もあります。

「雀卵斑」はいわゆるそばかすで、茶色い小さな斑点が鼻を中心に現れます。 MCIR遺伝子という遺伝子と紫外線の影響、両者が複雑に関連して、思春期に目立つようになることが多いシミです。

「炎症後の色素沈着」はニキビやヤケドなどの炎症の後に生じるもので、年齢に関係なく現れます。

「肝斑」は、頬や額などに左右対称に現れるシミで、30代以降の女性に多く見られます。 ホルモンバランスの乱れや紫外線、洗顔やマッサージなどの強い摩擦などがが原因だといわれています。

肌の乾燥はシミができる原因に!

乾燥とシミは、一見あまり関係性のない肌トラブルに思えますよね。 しかし実は、乾燥した肌にはシミができやすく、できてしまったシミも治りにくいという特徴があります。

乾燥した肌はバリア機能が弱まっていて、日常のわずかな刺激により、すでに弱い炎症を起こしています。 そこに紫外線のダメージを受けるため、シミができやすいと言われています。

さらに、乾燥は肌のターンオーバーの乱れを招きます。 肌の生まれ変わりが遅くなることで、メラニンの生成よりも排出のスピードが遅れてシミができやすい環境になります。 したがって、シミの予防・ケアには保湿がとても大切なのです。

乾燥しやすいこの時期に正しく保湿をして、肌の透明感を高めましょう。

基本的なシミの予防方法

シミができる最大の原因は紫外線ですから、「いかに紫外線を浴びないようにするか?」がポイントです。

露出している肌には日焼け止めを塗り、日傘や帽子、サングラスなどで髪や目を守ります。 また直接降り注ぐ紫外線対策だけではなく、白い壁やアスファルト、水面に反射する光線にも注意しましょう。 日常紫外線に対しては、日焼け止めは、「SPF30・PA++」が目安です。海水浴などに行くときは、より強力な日焼け止めが必要となります。

目から入ってくる紫外線は、脳に皮膚のメラニン色素を生成するよう命令を出すことが分かってきました。 瞳は暗いところでは散瞳(瞳孔が開く)してより多くの光を取り込もうとしますので、ガラスの色が薄い、UVカット効果の高いサングラスを選ぶと良いでしょう。

散瞳

シミ対策ではインナーケアも大切!

シミ対策では、体の外側からだけではなく内側からもケアをすると効果が加速します。

ビタミンCには、メラノサイト内でメラニン色素の生産ラインにブレーキをかける効果があります。 また、ビタミンEはターンオーバーを促進したり、紫外線を浴びてダメージを受けた肌を守る働き(抗酸化作用)があるため、シミ予防の効果が期待できます。 したがって、ビタミンCやビタミンEを摂る習慣をつけることが、シミ予防につながります。

ビタミンCを多く含んでいる食材としては、キウイフルーツやアセロラ、ブロッコリーなど、ビタミンEはナッツ類やアボカド、ウナギなどに多く含まれています。 他にも、適度なストレス発散、冷えや便秘の改善も身体機能を充実させて、間接的ではありますが、基本的なシミ対策になります。

乾燥とシミを防ぐ保湿ケア方法

湿度の推移

肌の水分蒸散量は、湿度と逆の動きをすると言われています。 東京や関東近郊では10月末から湿度が下がり始め、5月頃まで湿度の低い日が続きます。 この間、肌から失われる水分の量はどんどん上昇し、2月頃ピークになります。

四季の移り変わりに合わせて、お肌のお手入れも少しずつシフトしていきましょう。 秋、いつものお手入れをしていても口囲りや目の囲りが乾いてきたなと思ったら、保湿力の高いしっとり系の基礎化粧に変えるタイミングです。

日焼け止めの前にも保湿を

一年を通じて冬の間も紫外線は降り注いでいます。 冬の間も日焼け止めは日常使用することをおすすめします。

しかし乾燥しやすい冬に日焼け止めをつけて、さらに乾燥したと感じる場合があります。 これは紫外線吸収剤を使っている日焼け止めで起こりやすい現象です。 気になる時は、紫外線散乱剤のものに変えたり、保湿力の高い化粧水などを併用したりするとよいでしょう。

透明感をアップしたい人のスペシャルケア

肌の透明感をアップさせたい人には、コットンパックを利用したスペシャルケアがおすすめです。 パックで肌を覆うことで成分が浸透しやすくなり、よりうるおった肌に整えることができます。

コットンパックを使ったスペシャルケアの方法

コットンパック

1. 洗顔後、美白美容液をつけ、化粧水で肌を整える
2. 化粧水をたっぷり浸したコットンを薄く裂き、額・頬・鼻など顔全体を覆うように貼る
※パックを貼った上から蒸しタオルやスチーマーを当てると、さらに効果的
3. 約5分後にコットンをはがし、クリームなどを塗って保湿する

シミのない肌を目指す人におすすめのアイテム

「美白」有効成分として知られている代表的なものは、ビタミンC誘導体、アルブチン、コウジ酸、ルシノール、トラネキサム酸などがあります。 いずれも医薬部外品の薬用化粧品として手に入れることができます。

また保湿力のある美容液は、くすみを取って明るい印象の肌にするのを助けてくれます。 保湿成分としては、セラミド、天然保湿因子(NMF)、ヒアルロン酸、アミノ酸、コラーゲン、エラスチン、ヒト幹細胞順化培養エキスなどがあります。

適切なケアでシミのない肌へ!

1)「シミ」は紫外線と乾燥によって悪化する
・日焼け止め、帽子、サングラス、肌の露出を少なくする
・季節に合わせた保湿ケア

2)インナーケアとアウターケア
・ビタミンC、Eを定期的に摂る
・充分な睡眠、ストレス発散、冷えや便秘の改善
・美白成分の活用:ビタミンC誘導体、アルブチン、コウジ酸、ルシノール、カモミラET、トラネキサム酸など
・コットンパックを使ったスペシャルケア

  • ミューノアージュ / MUNOAGE

    東京六本木ミッドタウン皮膚科形成外科Noage監修の元、誕生したブランド。年間1万人を超える臨床知見を基に、確かなソリューションと高品質なサービスをお届けしています。

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