Vol.1 薄毛や顔のたるみにも!? 簡単な頭皮マッサージの方法とは?

2020.09.01

Vol.1 薄毛や顔のたるみにも!? 簡単な頭皮マッサージの方法とは?

薄毛は男性の悩みだと思われがちですが、女性でも40代以上の7割は薄毛に悩んでいると言われています。 女性の薄毛の主な原因としては、髪の毛をギュッと結ぶことで頭皮にかかる負担、不規則な生活による血行不良、ストレスなど・・・

特に、頭皮の血行不良は薄毛だけではなく、髪の毛の乾燥や切れ毛、枝毛などを増やして、髪全体の悩みを招いてしまう可能性もあるため注意が必要です。 血行不良を改善して薄毛を防ぐためにオススメなのが、“頭皮マッサージ”。

今回は、シャンプーの際に行うだけで、頭皮の血行促進ができるマッサージ方法をご紹介いたします。

INDEX

頭皮マッサージの重要性とは?

頭は日常生活を営む中で血行が滞りやすい場所ですが、そのことはなかなか自覚できません。 頭には帽状腱膜と呼ばれる自力で動かせない部分が頭頂を覆うように存在しています。 この帽状腱膜には筋肉が存在しないため、マッサージで定期的にほぐす必要があるのです。

帽状腱膜

頭皮は顔と同様、年齢や重力の影響を受けてたるみやすいという性質があります。 また、帽状腱膜が硬くなり、髪に栄養が届きにくくなります。 さらに、毛穴が楕円形などに変形して、髪にうねりやクセが出てきます。 最終的には、頭と顔の皮膚はつながっているため、頭皮のたるみがそのまま顔のたるみとなって現れるのです。

頭皮マッサージで期待できる効果

頭皮マッサージによって期待できる効果として、まず挙げられるのが血行促進です。 マッサージすることで頭皮が柔らかくほぐれ、従来よりも髪に栄養が届きやすくなります。

その結果、髪が健やかに育つ効果も期待できるでしょう。 また、毛穴の詰まりがある程度解消され、頭皮環境が改善すれば、育毛効果につながります。

頭皮マッサージは脳のリフレッシュやストレス解消にも効果があります。 さらに、肩こりや頭痛の軽減など、多岐にわたる効果が期待できるのです。 ストレスや薄毛に悩んでいる人は、頭皮マッサージを試してみるべきだといえるでしょう。

頭皮マッサージで刺激できるツボ

頭皮には数多くのツボがあり、意識してマッサージを行うことで様々な効果があります。

頭皮のツボ

まず、万能のツボと呼ばれる「百会(ひゃくえ)」があります。 百会は両耳の上端をつないだ線の中央にあり、ストレス緩和や血行改善に効果的です。

玉枕(ぎょくちん)も血行促進に効果的なツボで、頭頂部の薄毛に効果があるといわれています。 場所は、後頭部に存在するでっぱりの中央から、外側に指2本分ずれた位置です。

その他、首の後ろ側の生え際にある2本の筋の外側に位置する天柱(てんちゅう)や、側頭部の耳の上あたりの生え際に位置する角孫(かくそん)などのツボも血行促進に効果的です。

自分の頭皮に合ったシャンプーの選び方

シャンプー

日本人の頭皮には主に、乾燥肌とオイリー肌という2つのタイプがあります。

乾燥肌の頭皮は、かゆみや、フケ、カラー剤などでダメージを受けやすい特徴があります。 またこのタイプでは頭皮のにおいは発生しにくく、髪は細く柔らかい傾向にあります。

一方、オイリー肌は毛穴に汚れが詰まりやすいのが特徴で、頭皮ニキビができる場合もあります。 このタイプでは頭皮のにおいが発生しやすく、太く硬い髪の人が多いようです。

それぞれの問題に効果的にアプローチするためには、乾燥肌の人は保湿効果の高いシャンプーを、オイリー肌の人はクレンジング作用が強めのシャンプーを選ぶとよいでしょう。

頭皮マッサージの前にはこれが不可欠!

頭皮マッサージの効果を高めるためには、心臓から頭部へ行く血流を整えておくことが大切です。

頭皮マッサージ

まず、鎖骨のくぼみを外側から内側にかけてさすり、続いて耳の下から鎖骨と肩に向けて軽くさすっていきます。 こうすることで、頸部から頭部に至る太い血管を刺激して、頭皮への血流を整えることができます。

頭皮マッサージの方法

また、頭皮マッサージはシャンプー中だけでなくシャンプー後にも行っておくと良いでしょう。 乾いた状態で軽く頭皮マッサージをすることで、血流が良くなって頭皮が柔らかくなる効果が得られます。

1.額の生え際をプッシュ!

まずは、額の生え際に人差し指、中指、薬指の三本の指をあててゆっくりと押していきます。 額の中心からはじめ、少しずつこめかみのほうまでずらしていきましょう。

耳の上の生え際あたりには、「角孫」という血行をよくするツボがありますので念入りに行ってくださいね。 もし指のあとが残るようなら、血行不良によるむくみやコリがあるという証拠です。

2.百会の周りをもみほぐす

「百会」とは、左右の耳の一番高いところから頭頂部にかけてを結んだ線の真ん中にあるツボです。 このツボは万能のツボとも言われていて、代謝を促進したり、自律神経を整えたりする効果があります。 5本の指の腹を使ってこの周辺をゆっくりともみほぐしましょう。 このとき、痛みを感じるようなら血行が悪いということになります。

3.首の後ろの生え際から頭頂部までマッサージ

首の後ろ、髪の生え際の中央あたりには、「天柱」というツボがあります。 天柱は、抜け毛やストレス改善などに効果的なツボ。 天柱から頭頂部に向かって指をすべらせるようにマッサージすると、頭部の緊張がほぐれて血行がよくなります。

4.両手全体で頭を包んでマッサージ

最後に、両手全体で頭を包みこむようにして、頭頂部まで引き上げるように指を動かしながらマッサージをしていきます。 指をくるくると回したりして、頭皮をなるべく動かすようにマッサージするのがポイントですよ。

頭皮マッサージをするときは、首から上を全体的にマッサージするようにしましょう。 首にコリが残っていたり、耳の周りの血流が滞っていたりすると、いくら頭皮マッサージをしても血行は改善しにくいのです。 頭皮マッサージは、薄毛予防・改善だけでなく、顔のたるみの解消や、眼精疲労、頭痛、肩こりなどにも効果があります。 健康で美しい髪の毛をキープし、体調を整えるためにも、ぜひ毎日続けてくださいね。

ブラシを使った頭皮マッサージの方法

ブラシを使った頭皮マッサージ

頭皮マッサージは、手ではなくブラシを使って行うこともできます。

まず、頭皮全体をブラシの先端で軽くブラッシングしていきましょう。 次に、ブラシの側面を使って血行を促進させるマッサージを行います。 このとき、百会に向かって下から上へと押し上げるようにブラシを動かすのがポイントです。 そして、ブラシの先端をこめかみや耳の後ろの頭皮に押し当て、老廃物の排出を促しましょう。 最後に、ブラシの先端で頭の中央部分のツボを押せばマッサージ完了です。

頭皮用のマッサージ器も便利!

頭皮用マッサージ器は、エステサロンで施術されるヘッドスパのような体験が自宅でできるツールとして人気を集めています。 気軽に毎日頭皮マッサージが行えるので、試してみるのも良いでしょう。

頭皮用マッサージ器の中には、シャンプーしながら使える洗浄タイプもあり、頭皮を動かしながら皮脂や汗をきれいに落としてくれます。 毎日丁寧にシャンプーをする自信がない方や、汚れが残っていないか不安を感じている方は、一度使ってみてはいかがでしょうか?

髪に良いシャンプーで頭皮マッサージするのがおすすめ!

頭皮マッサージはシャンプー中に行うのがおすすめです。 ツボの位置を意識しながら、血行が促進されるように指の腹で頭皮を刺激しましょう。 頭皮マッサージのやり方と同時に、使用するシャンプーも慎重に選びましょう。

頭皮マッサージをするときの注意点

頭皮マッサージをするときは、爪を立てず、頭皮を傷つけないように指の腹を使いましょう。 また、長時間マッサージをたまにするよりも、短時間であっても毎日コツコツ続けるほうが変化を期待できます。 ただし、何事もやりすぎは逆効果になる可能性があります。多くても1日3回までを目安に行うと良いでしょう。


そして最後に、マッサージだけで頭皮の問題がすべて解決できるわけではありません。 生活習慣を見直し、食事や睡眠の質を向上させるよう心がけましょう。

  • ミューノアージュ / MUNOAGE

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