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Vol.37 美人は、美人の自覚が作るもの。

だから、「私は美人」と言い聞かせるテクニック!

美人の定義もいろいろだけれど、中でもいちばん重要なのはこれだと思う。
本人の自覚。自分が美人であると言う自意識である。これがないと、どんなに美しい顔立ちを持っていても美人に見えないし、逆にその自覚さえあれば、正直誰でも美人になれる。美人の半分は、雰囲気が決めるのだから。

でも美人の自覚も、根拠なきものでは意味がない。自分の美しさを自覚できるだけの、努力や工夫はやっぱり必要だと思う。

たとえば、美容医療を積極的に受けたり、最先端の化粧品を使って本気のお手入れをすることも、ダイレクトに美人の自覚につながるのだろう。そして外出する日、精一杯のオシャレをし、フルメイクをして、全く落ち度のない自分を作って出かけることももちろん大切。でももう一つ、とても重要なのは、誰にも会わずに家で過ごす日の自分なのではないかと思うのだ。

あなたは、誰にも会わない日、どんなふうに1日を過ごすのだろう。じつは誰にも会わない日も、軽めにでもメイクをして、誰が来ても恥ずかしくないような身支度をして過ごしている……それが、美人の自覚につながると言いたいのである。さらに言えば、そういう自分を1日に何度でも鏡で確認する、それが極めて重要だと言いたいのだ。

1960年代のフランス映画に、ロジェ・バディムという伝説的な映画監督がいた。自らが企画する耽美的な作品もさることながら、伝説となったのは、むしろ名だたる女優たちと次々と結婚をしていること。計5回もの結婚をしているが、ブリジット・バルドーに始まり、カトリーヌ・ドヌーヴ(籍は入れていないものの一児をもうけている)、ジェーン・フォンダまで、まさにその時代を代表する大女優と結ばれているのだ。

何より、彼女達と結ばれるたびに、その時々の妻たちを主演にした映画を制作したことも、1つのレジェンドとなっている。バルドーとは『素直な悪女』を、ドヌーヴとは『悪徳の栄え』、フォンダとは『獲物の分け前』など、いずれも、妻たちの官能性を引き出すエロティックなものばかり。

そして、バディム監督は妻たちの美しさを家でも鍛えていたと言われるのだ。何をしたかと言うと、部屋を鏡張りにして、家の中では裸で過ごさせるという驚くべき方法。何をしていても自分の美しい体が鏡に映る、いわばあらゆる瞬間、その美しさを自ら確認することによって、もっともっと自分に美人の自覚を植え付けること、それが〝官能的な美女を育てる天才〞と言われたゆえんなのである。

そこでちょっとこれを参考に、家では意識して、自分の姿に見とれて欲しいのだ。むしろ家にいる時ほど大胆にメイクをしたり、ロマンチックな部屋着やルームシューズを身に付けたり、誰にも見せない分だけ、いっそ思い切ったオシャレをして自分の姿にうっとりしてほしいのである。

じつはそれが美人の自覚の作り方。それだけで毎日毎日美人が育っていく。うぬぼれるためではない。そういうふうに家でも充分な美しさを自分に見せ続けることで、自分に暗示をかけるのだ。「わたしは美人」と言う……やがて自然に備わっていく美人の佇まいや所作、そういうものこそが大切なのである。

美人は自覚で作られる……それだけは間違いないのだから。
齋藤 薫 [美容ジャーナリスト]

女性誌編集者を経て独立。 女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人 日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)他、『“一生美人”力人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。

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