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Vol.35 ついに女性が年齢に勝つ時代。あなたは、いくつに見られたいか?

何歳に見えるか?これは女性にとって大きな問題だ。

大人世代ばかりではない。 20代も30代も、ひょっとすると10代だって、自分がいくつに見えるのか、必要以上に気にしている。 少なくとも9割がたの女性が、自分の年齢より若く見える事をテーマとしている。 おそらく19歳の女性までが20歳と言われたくない、できれば18歳と言われたいという、実にデリケートな願望を持っているのだ。

そして当然のことながら、年齢を重ねるほどに、実年齢より若く見えたいと言う願望が強くなる。 ましてや最近の、見た目印象そのものをエイジングケアとする傾向から、本当に信じられないほどの”若見え”が大きな潮流となっていて、60代でも40代にしか見えない女性は、今や少なくない。 いや、生物学的に見て昔は絶対にあり得なかった”70代なのに50代にしか見えない若さ”も、今は奇跡ではなくなったのだ。

自分たちも、若く見えることそのものに強い自信を持っていて、マイナス10歳位では満足できないと言う人が増えている。 とすれば、年齢とは一体何なのだろう。 戸籍上の数字にすぎないものとなっていくのだろうか。 見た目年齢との差に驚くための数字になっていくのだろうか。

そんな中で今年にわかに注目を浴びたグレイヘアの女性たち。 以前もこのコラムで取り上げたが、その後もますます注目度が増し、社会現象にもなっている。 なんと2018年の流行語にも選ばれているのだ。

ただ、トレンドだからとみんなが簡単にそこに手を出せるわけではない。 なぜならばグレイヘアを選んだ時、決して実年齢より若く見えたりしないからだ。 そういう意味での勇気もいる。 すばらしいチャレンジとは言え、そこは今の時代のもう一つの大問題。 いくら肌が若くて顔印象が若くても、グレイヘアは、ある一定の年齢以上の迫力を持ってしまうだけに、若見えはまずあり得ない。 だから本音では憧れてもいるのに、その一点で躊躇する人が多いのだ。

でもだからこそ、非常にパワフルに見える事は確か。 前回はグレイヘアの見た目のインパクトについて語ったけれども、さらに言えば意思の強さから来る”力強いオーラ”が見えるのもまた確か。 それは年齢と言う概念をはるかに飛び越えたもの。 ひょっとすると年齢よりも上に見えるかもしれないのに、美しさを増していると言う逆転現象が起きるのだ。

つまり、日本女性が驚くほど若く見えるようになった時代、必ずしも若く見えるだけが理想ではない、早くも逆のテーマが生まれている。 若く見えること以上に、力強い美しさというものがあるということを、グレイヘアが教えてくれているのだ。 年齢的に、もっと上に見えても、より美しく見えればいい、という新しい価値観が生まれていること、知っておいてほしい。

若く見えるという自信。 年齢より上に見えてもいいという自信。 また、年齢などには全くとらわれないという自信。 どれも、新しい時代を生きていく上で、掛け替えのない自信。 いずれかを持って生きて欲しい。

さあ、あなたはどういう選択をするのだろう。 いよいよ、女性が年齢を克服する時代が始まる。
齋藤 薫 [美容ジャーナリスト]

女性誌編集者を経て独立。 女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人 日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)他、『“一生美人”力人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。

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