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齋藤 薫の老けない人。老けない話。

Vol.26 ベッドの中で眠れずに悶々とする時間を人生から排除することこそ、美容

人間は、人生の3分の1をベッドで過ごす。そういう意味では何よりも重要かもしれない睡眠を、あなたは上手にこなしているだろうか。

今、眠れないと訴える人が増えている。睡眠障害に悩む人は一般的に5人に1人と言われるけれど、実際にはもっともっと多い気がする。周囲の人の多くが、上手に眠れないことを悩んでいたりするから。仕事が忙しい人ほど、社会的に多くの責任を抱えている人ほど、そしてまた、思慮深く知的な人ほど、上手に眠れない傾向があるのは確かなのだ。

それも、緊張状態が取れないままにベッドに入り、だからうまく睡眠に入れず、ベッドの中で自分にのしかかる問題や悩みをこねくり回してしまいがち。眠りたいのに眠れない、明日も仕事や用事がある、その焦りによって、心がどんどんネガティブになっていく中、暗闇を見つめて今考えなくてもいいことを引っ張り出して考えてしまう、そういうふうに二重三重にネガティブが重なるから、むしろ、心を老けさせる。ベッドの中で悶々とする時間ほど、精神を疲弊させるものはなく、またこれほど美しさに反するものはないからこそ、自分の人生からどうしても取り除いておきたいのだ。いずれにしても健全なる人生には本当にあってはならない時間。意識して削除すべく、どうしたら眠れるか、自分なりの方法を見つけて欲しい。

私はその1つの方法として、早起き生活を始めたと言っても良い。早く起きれば早く眠れる。そういう良循環を作るための早起き生活だった。そこで、自分の中にそういう生活サイクルを作るために、お風呂もスキンケアも、ともかく朝に回せるものは全て朝に回した。当然夜はもう寝るだけ、朝が早いから疲れて寝てしまう。このバタンキューが理想的なのだ。必ず、1.5時間の倍数で睡眠時間を決めることもバタンキューのコツである。

 さらには、ベットに入ること自体が嬉しいベッド環境を作ること。安眠枕や低反発マットレスも大切だけれど、大好きな肌触りと良い香りを漂わせ、家の中の聖域にしておくことはとても大事。言うならばベッドを天国にしておくのだ。ベットに入る行為を幸福感とつなげておけば、自然に副交感神経が高まってきて睡眠モードに入っていける。緊張したまま体を横たえるから眠れないわけで……。

ちなみに私は、スイートオレンジとラベンダーのエッセンシャルオイルをいつも枕元に置いておき、3分間眠れなかったら、すぐにティッシュに数滴。それを吸い込むだけで、いつの間にか寝てしまっている。1番効くのはオレンジ。ただ3日間同じ香りを嗅ぐと効果がなくなるので、眠れない日が続く時はラベンダーと交互に使う。いざとなれば入眠剤があるからと、そこは気を楽に持ち、あくまでも心地よく眠りに入れる自分なりの工夫を探しておくことが、女の人生には不可欠なのだ。

ともかくすぐに眠れると、寝覚めも良く、1日機嫌が良い、だから元気に動き回れて、心地よく疲れているから、バタンキュー。それ以上の美容ってないはずなのだ。
齋藤 薫 [美容ジャーナリスト]

女性誌編集者を経て独立。 女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人 日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)他、『“一生美人”力人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。

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