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Vol.19 「若く見える」より今、 「素敵な人」 「雰囲気のある人」と言われたい

あなたは、どんな言葉で褒められたいのだろう?

「お綺麗ですね」はもちろん、「若く見えますね」も確かに嬉しい褒め言葉。
それだけで女は満足できる。
でも、今や“若く見えること”は、少しも難しいことではなくなった。

言うまでもなく、美容医療の進化に加え、エイジングケアコスメも目に見える若さを提供できるようになっている。
どんな年齢にも、無理のない若さを叶えられるようになっている。
となれば、「若く見える」だけでは、何だかもう物足りないと感じ始めてた人もいるのではないだろうか? 

でもそれ、とても喜ばしいこと。
どう褒められたいか? という目標が、女を引き上げる。
“若く見えるだけ”なんてつまらないと思うことが、人を高みにあげるのだから。

少なくとも今、その先、その上にある“褒め言葉”をテーマにする、それが何より重要な美容になるはずで、たとえば、「素敵」と言われたい、「雰囲気がある」と言われたい……。
それはある種究極のテーマ。
なぜならば、何歳になろうと、一生涯、目指せる褒め言葉だからなのだ。

考えてみてほしい。
70代で「素敵な人」と言われること、80代で「雰囲気がある人」と言われること……それって、女冥利に尽きること。
単に、「若い」と言われるより価値がある。

なぜならそれは、知的、上品、洗練されている、そして何より内面的にも素晴らしいという意味だから。
今まで生きてきた人生もそっくり含めて素敵ということだからなのである。

ましてや、「素敵」や「雰囲気」って、本来は目に見えないのに、見えている。
まさしく“オーラ”という形になって見えているからこそ、大人の女性が持てる魅力の最高峰。

しかもそう考えると、素敵のオーラを作るのは決して難しくないことがわかってくる。
たとえばの話、髪型ひとつで「雰囲気」は作れてしまうもの。

あえて髪を染めず、美しいグレーになった髪を、見るからに手間をかけて洗練されたデザインにスタイリングをすると、もうそれだけで“素敵オーラ”が生まれる。
あるいはまた、セミロングの髪をサイドパートにして片方の肩の上だけににまとめて流す。
たったそれだけで「素敵な人」の存在感が生まれるのだ。

もっと言えば、ごくごくシンプルなワンピースに、風を受けてなびくようなロングストールを、首にひと巻きふわっと巻く。
まさにたったそれだけで、「雰囲気」という名の特別な空気が生まれる、そういうこと。

「素敵」ってなんだろう。
改めて考えるなら、そうやって髪をアシンメトリーにしたり、ストールを思い切って使いこなすセンス、それ自体にオーラが宿るのだと言ってもいい。

そもそも、そうした何気ないセンスこそ、充実した知的な人生を営んできた証。
「素敵」とは、そういうこともひっくるめた魅力だからこそ「若く見える」を超えるのだ。

もちろんくたびれた印象の人に「素敵」は生まれない。
だからこそ、若さに加えて、さらに「素敵な人」と言われること、それが理想なのである。
齋藤 薫 [美容ジャーナリスト]

女性誌編集者を経て独立。 女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人 日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)他、『“一生美人”力人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。

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