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Vol.18 自分には着こなせないかも。贅沢すぎるかも。そういうものをこそ、 “買うべき”である

買いものには“迷い”がつきもの。
買うべき?やめておくべき?どちらにするべき?どうしよう。

見た瞬間に買うことを決めてしまえるものもある一方、ぐずぐずと最後まで決められないものも少なくないはずで、そういうものは実際に買うべきなのか、否かを考えてみたいのだ。

買いものの迷いは多岐にわたり、たとえば「自分にはちょっと派手かもしれない」とか、「それほど長く着られないかもしれない」、あるいは「品物のわりに高すぎる」、または「素材が今ひとつで、すぐヘタってしまいそう」みたいなことまで、本当にいろいろ……。

まずひとつ言えるのは“長く着られなさそう”なことに迷っているなら、それはハッキリやめるべき。

たとえ今年のトレンドもので、来年は着られないことが明らかでも、本当に自分が“着たい、持ちたい”ものなら迷いは無いはずで、「欲しい」より「長く着られない」が勝ってしまうなら買うべきじゃないのだ。
また「安かろう悪かろう」はもともと論外だけれど、ネガティブな理由で悩むものは、買ってはいけない、ということ。

でも、自分にはハードルが高いと思うもの、自分には贅沢に思えるもの。
つまり、自分にとって“背のびの買いもの”は、ちょっと無理をしても買うべきだと思うのだ。
とても単純に、買い物は損か得か、それしかない。

ただそれは金銭的な損得の話ばかりではなく、むしろ損なのは、自分を安く見せてしまう買いもの。
得なのは自分を高く見せ、なおかつ自分をさらに高めてくれる買いもの。その2つしかないと考えるべきなのだ。

とすれば、自分を背のびさせる買いものこそが自分を高く見せ、高みへ引き上げてくれる。
だから最もお得な買いものということ。

たとえば帽子。
流行のツバ広のキャプリーヌもともと帽子はハードルが高い上に、ツバ広となると大げさなのじゃないか、自分には無理じゃないのか、そう思って結局やめてしまうとしたら、ひどくもったいないこと。

帽子にチャレンジするのは、オシャレにおける新しい扉を開け放つことになり、言ってみれば自分の中のモードの偏差値が一気に上がり、不思議にいろんなチャレンジができるようになる。
周囲がハッとするほどアカ抜けていく、そのきっかけとなるのだろう。仮にそういう帽子のトレンドが長く続かなかったとしても、自分を高めるアイテムだから損はしない。

一方、自分には贅沢と思えるジュエリーやブランドもの、カシミアやファーのようなものも、そっくり自分を高い女に育ててくれるから、いずれもお得。
ましてや一生ものとなって、安ものを買うより結果リーズナブルとなり、なおさら得になるはずなのだ。

ともかく買いもので迷った時、そういう意味で損なのか得なのかという視点で決断をしてほしい。

自分という女を自ら育てていくのが“女の買いもの”。
買いものの度に思い出してほしい。
それは本当に自分を高い女に育ててくてれるだろうかと。
齋藤 薫 [美容ジャーナリスト]

女性誌編集者を経て独立。 女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人 日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)他、『“一生美人”力人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。

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