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Vol.39 習慣が人格を作る。表情が素晴らしい人格を作る。

笑顔に、免疫力を高めるような効能があって、笑うほどに健康になると言われ始めてから久しい。 だから、笑顔で生きることがとても大切なのは、きっと一人一人が十分にわかっている。 それでも、日常生活に紛れてその心がけをついつい忘れてしまう。


だから、笑顔のサクセスストーリーは、とても良い刺激になるわけで、先ごろも42年ぶりに世界のメジャーを制した女子ゴルフの渋野日向子選手の存在は、改めて私たちに笑顔の大切さを思い出させてくれた。


正直なところ、あの愛くるしい笑顔が成績にどれだけの影響をもたらしたか、これは測りようがない。 日本中に少しでも笑顔が増えるのなら、とても喜ばしいことだけれども、笑顔だけで切り抜けられるような簡単な話ではない事は私たちもよくわかっている。 でも、優勝がかかる場面では誰でもピリピリしてしまうはずのところ、ホールとホールの間を笑顔で移動し、ギャラリーのハイタッチや握手にも応えられる気持ちのゆとり、それが次のショットに良い影響を与えるのは間違いなさそうだ。


でも、それこそ簡単なことではない。 尋常ではない緊張感が張り詰める場面で、笑顔になれるのは、相当に達観した大人か、さもなければ幼すぎて怖さを知らないか。


でもこの選手の場合はどちらでもない。


プロになる前は緊張やイライラが顔に出て、自分に対しすぐに怒りが生まれるタイプであったと言う。< それをコーチや父親に咎められ、母親からは笑顔の時が一番かわいいと褒められ、毎日毎日朝出かける時に笑顔でねと言われ続けてきたと言う。 つまり周りの協力もあっての努力の結果なのだ。


おそらく最初は、口角を上げるだけだったのだろう。 笑顔を絶やさないって、実際やってみると難しい。 現実にそういう状況になければ笑顔だって続かない。 じゃあ口角を上げる行為はどうか? これは姿勢を正すのと一緒。 意識して姿勢を正そうとしても10秒後には忘れてしまっているように、やっぱり続かないはずなのだ。 ただ忘れても忘れても、思い出したら上げ、思い出したら上げるというふうに、繰り返し口角上げを自分に課していくしかないのである。


そこまでして?というかもしれないが、ぜひともそこまでしてほしい。 口角を上げる癖をつける事は、それだけの価値があるから。 その習慣はいつの間にか、笑顔を絶やさない人を作っているからである。


そもそもが、笑顔と口角を上げること、そこに効果の違いはないと言われる。 つまり実際には、口角上げるだけで副交感神経が優位に働いて、リラックス状態になるとはよく言われること。 けれども、口角上げはそれだけに留まらない。 いつも笑顔を絶やさない素晴らしい人格を作るのだ。


私たちは、人格が表情を作ると思いこんでいる。 でも逆の作用も起こり得ると言うことを知っておくべきだ。 つまり表情から人格が作られるケースもあるということ。


「習慣が人格を作る」という言葉がある。 まさに口角を上げる習慣がすばらしい人格を作っていく。 そうした流れを作るきっかけを、今まさに自分に与えてあげたいのだ。

齋藤 薫 [美容ジャーナリスト]

女性誌編集者を経て独立。 女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人 日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)他、『“一生美人”力人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。

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